「アンパンマン」に登場する人気キャラクター、ドキンちゃん。
彼女が食パンマンに強く惹かれているのは周知の事実ですが、そもそもいつから、そしてなぜ好きになったのでしょうか?
本記事では、その理由や背景について詳しく解説していきます。
目次
ドキンちゃんがしょくぱんまんを好きな理由
ドキンちゃんは初めから食パンマンに恋をしていたわけではありません。
初期のエピソードでは、彼への特別な感情は見られませんでした。
しかし、ある出来事をきっかけに、ドキンちゃんは一目惚れしてしまいます。
それは「アンパンマンとぱんどろぼう」という話の中で起こりました。
バイキンマンが食パンマンの食パンを奪う作戦として、ドキンちゃんが道路の真ん中に倒れこみ、彼の気を引くという計画を立てたのです。
食パンマンは、道に倒れているドキンちゃんを見つけるとすぐに駆け寄り、「大丈夫ですか?お嬢さん」と優しく声をかけ、抱き寄せました。
この瞬間、彼の紳士的な態度に心を奪われ、恋に落ちたのです。
食パンマンへの片想いの行方
それ以来、ドキンちゃんは「食パンマンさま!」と甘く呼びながら、彼に夢中になっています。
しかし、残念ながら食パンマンは彼女の想いには気づいていない、もしくは興味を持っていないようです。
バイキンマンやホラーマンなど、周囲のキャラクターたちはドキンちゃんを大切に思っており、特にバイキンマンは常に彼女のそばにいます。
しかし、ドキンちゃんはそんな彼には見向きもせず、遠くにいる食パンマンを追いかけ続けているのです。
なぜ二人は結ばれないのか?
ドキンちゃんの切ない恋について、原作者であるやなせたかしさんは「所詮パンと菌です」とコメントを残しています。
これは、食パンマンが食品であり、ドキンちゃんがバイ菌である以上、結ばれることはないという意味を含んでいます。
また、やなせさんは「わがままな女の子は、なぜか真面目な優等生タイプを好きになることが多い」とも述べています。
この関係は、「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラとアシュレーの関係に似ているとも言われています。
「ドキン」は食パンに付くカビの名前?
一部では、「ドキンちゃんの名前の由来は、食パンに付くカビ『ドキン』からきているのではないか」という噂がありました。
しかし、実際にそのようなカビは存在しません。
「土菌(つちたけ)」というキノコの名前と混同されていたようですが、食パンに特有の菌ではありません。
実際の名前の由来は、「胸がドキドキするから」とされています。意外とシンプルな理由ですね。
ドキンちゃんがしょくぱんまんを好きな理由まとめ
「アンパンマン」は子ども向けアニメのため、特定の最終回が用意されているわけではありません。
そのため、ドキンちゃんと食パンマンの関係がどのように終わるのかは、視聴者の想像に委ねられています。
もしかすると、食パンマンに振り向いてもらえないことを悟ったドキンちゃんが、ふと気づくとバイキンマンがそばにいたという展開になるかもしれません。
そう考えると、ちょっと切なくもロマンチックですね。
今後も、ドキンちゃんの恋の行方を温かく見守っていきましょう。
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