サンシャイン池崎さんは、テンションの高いギャグと体を張った芸風で知られるお笑い芸人です。
そんな彼がどのような大学生活を送り、どのような環境で育ったのかをご紹介します。
目次
サンシャイン池崎の学歴と学科
池崎さんは、大分大学の工学部(現在の理工学部)に進学しました。
国公立大学のため、センター試験と二次試験を突破する必要があり、偏差値は50前後と言われています。
かなり勉強を頑張ったことが伺えます。
学科は「知能情報システム工学科」で、現在では人工知能(AI)を研究する分野としても注目される学部です。
しかし、最終的にはお笑いの道を選び、24歳でワタナベエンターテインメントに所属しました。
それだけ芸人になることへの情熱が強かったのでしょう。
サンシャイン池崎の大分大学紫岳寮の学生生活
池崎さんの実家は貧しいことで知られており、経済的な理由から国立大学を選びました。
学費を抑えるために寮生活を選択し、「紫岳寮」に入寮します。
ここでの寮費は驚きの700円と非常に安価でした。
この紫岳寮は、学生が運営を行う自治寮であり、予算の管理から国や大学との交渉まで、すべて学生が自主的に取り組んでいました。
「教育の機会均等」や「貧しい者にも高等教育を受ける機会を与える」といった理念のもとに運営されていたため、池崎さんにとってはぴったりの環境だったといえます。
しかし、彼が入寮した当時は、大学側が寮の自治を奪おうとする動きがあり、学生たちはこれに強く対抗していました。
彼らは寮の自治を守るために大学側の動きを監視し、団結して抗議活動を行っていたのです。
過酷な紫岳寮の生活
紫岳寮には厳しい規律があり、まるで軍隊や刑務所のような環境だったといいます。
池崎さんは中学では卓球部、高校ではボート部に所属していたため、体育会系の厳しさには慣れていたものの、それでも過酷な環境だったようです。
先輩にドアを蹴破られ、運動場に整列して直立不動で点呼を取ったり、信じられない縛りの中で生活してきたそうです。
紫岳寮にはユニークなしきたりが多数存在します。
紫岳寮のしきたり①いつでもどこでも「こんにちは」
寮内では上下関係が厳しく、後輩は先輩を見かけたら、どんな距離でも大きな声で「こんにちは!」と挨拶するのがルールでした。
これを怠ると夜中に呼び出されることもあったそうです。
紫岳寮のしきたり②「ヒマ寮」
寮内には「ヒマ寮」という行事がありました。
夕方5時頃になると館内放送で「ヒマ寮始めます。グラウンド来てください」とアナウンスされ、強制的に全員がグラウンドに集合。
40対40の意味不明なサッカーが始まり、日が暮れるまで続きます。
その後、80人が風呂場に押し寄せ、さらに「こんにちは!」の大合唱が始まるという独特の文化がありました。
紫岳寮のしきたり③意見通し
新入生は「役員」と呼ばれる自治寮の幹部から「意見通し」という禅問答のような質問を受ける儀式がありました。
<やり取りの一例>
先輩「寮とは何か?」
新入生「安いお金で大学に行くための場所です」
先輩「全然違う!帰れ!」
正解が分かるまで何度も尋問を受けるという厳しいルールがありました。
全然正解が分からない新入生らは役員OBの部屋を訪問。するとこのように少しずつヒントをくれるのだとか。
OB「なんでこんにちはって挨拶するかわかるか」
OB「なんでお前は蛇口をひねるのか」
最終的にサンシャイン池崎さんら新入生たちは「寮とは、絆を育む場所」という答えを見つけ出したそうです。笑
サンシャイン池崎の大学祭出演歴
ハイテンションで明るいキャラクターの池崎さんは、芸人としてブレイク後、多くの大学祭に呼ばれるようになりました。
2017年の大学祭
- 同志社大学
- 相模女子大学
- 岡山県立大学
- 山梨大学
- 東京工業大学
- 長崎県立大学
- 了徳寺大学
- 埼玉学園大学・川口短期大学
- 東京情報大学
- 敬愛大学
- 東京医科大学
- 十文字学園女子大学
- 共立女子大学・短期大学
- 神戸大学
2016年の大学祭
- 岐阜聖徳学園大学
- 浦和大学
- 北九州市立大学
- 東洋大学
- 植草学園大学・植草学園短期大学
- 鹿児島大学
- 高知工科大学
- 旭川大学・短期大学部
こうして見ると、毎年出演数が増えていることが分かります。今後もさらに多くの大学で活躍することが期待されます。
サンシャイン池崎の芸人としての道
池崎さんは、大学時代の寮生活で培った忍耐力を活かし、芸人としても長い下積み時代を乗り越えました。
大学卒業後、最初は同じ大分大学の同級生とコンビを組みましたが、全くウケずにすぐに解散。
その後、アルバイトをしながら個人で活動を続けました。
2015年には、ワタナベエンターテインメントの芸人対抗戦「最笑王座決定戦」で優勝し、ついにブレイクを果たします。
貧しい生い立ち、過酷な寮生活、そして10年にわたる下積みを経て成功を勝ち取った池崎さん。
その経験が、彼の芸風にも影響を与えているのかもしれません。
今後の活躍にも注目したいですね。