2017年に休業宣言をして以来、蝶野正洋さんの激痩せが話題となっています。
プロレス復帰の可能性はほぼゼロといわれるほどで、ファンの間では心配の声が上がっています。
実は、このプロレス休業の背景には、深刻な健康問題があったようです。
目次
蝶野正洋は2012年から糖尿病を患っていた
蝶野正洋さんは、2013年11月に開催されたイベント「闘魂三銃士の25年」で、2012年頃から糖尿病を患っていたことを告白しました。
彼はインタビューの中で、「試合数が減ると血糖値が上がってしまう」と述べ、糖尿病の治療に専念していたことを明かしています。
幸いなことに、専門医の勧める治療法により、薬を服用し続けた結果、血糖値は正常値に戻ったと語っています。
プロレスラーは激しい運動を行う分、食事の量も多くなります。
活動量が減ると血糖値のコントロールが難しくなり、糖尿病のリスクが高まることが考えられます。
蝶野さんが治療に専念する決断をしたのは、当然のことだったのかもしれません。
蝶野正洋は2017年にプロレス休業宣言
蝶野正洋さんは、2014年4月13日の道頓堀プロレス大阪大会を最後にリングに立っていません。
そして2017年3月に正式にプロレス休業を宣言しました。
休業理由については、「3年間試合をしていなかったので、こうして宣言する機会を作った」と説明しています。
また、リングに立たなくなった背景には、経営するブランド「アリストトリスト」の運営や、タレント活動の増加も影響しているようです。
さらに、社会貢献活動の一環として消防関連の応援も並行して行っており、これらの活動がプロレスから遠ざかる要因となっていたようです。
蝶野正洋は実質的な引退状態か?
蝶野正洋さんは、テリー伊藤さんとの対談の中で「昔のような形での復帰は無理」と語りました。
以前は、1~2年ほど体を休めれば再びリングに上がれると考えていたものの、実際には復帰のタイミングを逃し、結果的に「実質的な引退」となったことを明かしています。
プロレスへの未練があったことは確かですが、体調面での問題が大きな壁となったのでしょう。
特に左目の異常が深刻化していたことも、引退を決意する要因となったようです。
蝶野正洋の左目の異常と視力の問題
蝶野正洋さんは、試合中に左目の焦点が合わなくなり、斜視の症状が出ることを告白しています。
特に2005年の「G1CLIMAX」決勝戦で藤田和之さんと対戦した際、相手の膝が目に当たったことで、視界が何重にも見えるようになってしまったそうです。
この症状は日常生活にも影響を及ぼしており、らせん階段を昇る際に目を回してしまうこともあるといいます。
試合中にロープの本数が通常より多く見えてしまうなど、プロレスラーとしては致命的な視覚の問題を抱えていました。
蝶野正洋は手術を望むも医師に断られていた
蝶野正洋さんは、この目の問題を解決するために手術を希望していたそうですが、医師からは「まだ手術を受けるレベルではない」と判断され、実施には至らなかったと語っています。
手術が必要とされるのは、日常生活に支障が出るほどの症状がある場合のみだそうで、現時点ではそこまで深刻ではないとのこと。
しかし、プロレスの試合では一瞬の判断が命取りとなるため、視覚の問題は大きなリスクとなります。
蝶野正洋は糖尿病悪化の可能性と激痩せ
「痩せたから糖尿病が改善している」という考え方は単純すぎるかもしれません。
実際には、糖尿病が悪化するとブドウ糖が尿とともに排出されてしまい、痩せてしまうこともあります。
蝶野正洋さんの激痩せした姿を見ると、多くの人が健康状態を心配せずにはいられないでしょう。
健康的に痩せたというよりも、病気の影響で痩せてしまった可能性が高いと考えられます。
蝶野正洋のファンからは心配の声
蝶野正洋さんは、リング上での活躍だけでなく、その人柄でも多くのファンに愛されていました。
相手を気遣う優しさを持ち、プロレス界を支えてきた彼の姿が見られなくなるのは寂しい限りです。
彼の健康を願いつつ、今後の活動を温かく見守りたいと思います。
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