イモトアヤコさんといえば、イッテQの登山が名物です。難しいと言われる山を次々撃破しており、登山歴がどれくらいなのか気になる人も多いようです。
イモトさんは頂上へ到着した後、金の力でヘリで下山してるとかっていう話もあります。本当の実力はどの程度なのでしょうか?
この記事に書いてあること
- 1 イモトアヤコの登山歴まとめ!本当に登山の実力あるの?死亡率17.85%「死の山」マナスルまで制覇
- 2 2009年5月キリマンジャロ登頂(標高5895m)
- 3 2010年8月モンブラン登頂(標高4810m)
- 4 2012年1月アコンカグア登頂断念(標高6962m、標高6890m地点で断念)
- 5 2012年9月マッターホルン登頂(標高4478m)→ヘリで下山
- 6 2013年10月マナスル登頂(標高8163m)
- 7 イモトアヤコ、マナスル登山成功で快挙!…のはずが批判殺到?目くじら立てるオトナが多く関係者は困惑
- 8 2014年2月キナバル登頂成功(標高4095m)
- 9 2014年4月エベレスト登頂断念(標高8868m)大規模な雪崩、登山部に死者?
- 10 2015年6月マッキンリー登頂(標高6168m)
- 11 2016年8月アイガー登頂(標高3970m)→下山ヘリ
- 12 イモトアヤコ、ヘリ下山への批判
イモトアヤコの登山歴まとめ!本当に登山の実力あるの?死亡率17.85%「死の山」マナスルまで制覇
イモトさんの登山歴、調べてみると結構すごいのです。
かなりたくさんの訓練を積んでいることがわかります。テレビの企画でやっているだけのニワカ説もありますけど、2009年から現在にかけて多くの挑戦をしてきました。
- 2009年5月 キリマンジャロ登頂(標高5895m)
- 2010年8月 モンブラン登頂 (標高4810m)(三山縦走(タキュル→モンモディ→モンブラン))
- 2011年8月 キリマンジャロ登頂(標高5895m)(2回目)
- 2012年9月 マッターホルン登頂 (標高4478m)
- 2013年10月 マナスル登頂(標高8163m)
- 2015年6月 マッキンリー登頂(標高6168m)
- 2016年8月 アイガー登頂 (標高3970m)
その他、合宿、トレーニング、高所順化、テストトライアルクライミングによる登山- 2010年1月 崋山登山(標高2160m)
- 2011年12月 西穂独標登頂(標高2701m) (雪山登山、滑落訓練)
- 2012年8月 国立登山研究所人口壁登頂(高さ17m)(人工のクライミング・ウォールによるロッククライミング基礎訓練)
- 2012年8月 剱岳(源次郎尾根ルート)登頂(標高2999m)(アイゼンによる岩山登山訓練、高所訓練)
- 2012年8月 リッフェルホルン登頂(標高2757m)(マッターホルン登頂のテストトライアルクライミング)
- 2012年8月 ブライトホルン登頂(標高4164 m)(マッターホルン登頂のテストトライアルクライミング)
- 2012年9月 リッフェルホルン登頂(標高2757m)(2回目)(標高差200mのアイゼンによる岩山登山訓練)
- 2013年3月 八ヶ岳(南沢大滝氷壁)登頂(高さ21m) (アイスクライミング技術習得訓練)
- 2013年春頃 エクスカリバータワー(オランダ)登頂(高さ37m)(人工のクライミング・ウォール)
- 2013年7月 槍ヶ岳登頂(標高3180m)
- 2013年7月 北穂高岳登頂(標高3106m)
- 2013年8月 富士山登頂(標高3776m)(1合目からの登頂)
- 2014年2月 キナバル登頂(標高4095m)
- 2014年冬 大山登頂(標高1729m)
- 2014年4月 メラピーク(英語版)登頂(標高6461m)(エベレスト登頂前の高所順化)
- 2014年4月 エベレスト登頂断念(直前に死亡事故)
- 2015年3月 八甲田山系大岳単独登頂(標高1584m)
- 2015年春頃 ルッツォーネダム(英語版)登頂 (高さ165m、傾斜90度)(世界一の人工のクライミングウォール)
- 2016年8月 メンヒ登頂(標高4107m)(アイガー登頂のテストトライアルクライミング)
イモトアヤコさんは世界の山を「イッテQ」登山部の活動で制覇してきました。どれほどの山々をクリアしてきたのでしょう。
2009年5月キリマンジャロ登頂(標高5895m)
タンザニアにあるアフリカ大陸最高峰。独立峰としては世界一の高さを誇ります。高山病などの恐れがあるものの、比較的登りやすい山とされ登山家からは「ハイキング」と呼ばれているそう。
アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロから、イモトさんの登山部はスタートしました。登山の難易度としては比較的登りやすい方です。
辛かったとコメントしながらも、達成感で少し嬉しそうなイモトさん。
下山に2日間かかって、そっちも大変なのに下山の様子は1秒も使われなかったとスタッフに文句を言ってましたね(笑)
2010年8月モンブラン登頂(標高4810m)
フランスとイタリアの国境にあるヨーロッパアルプス最高峰。”アルプスの白い女王”という異名をとります。
イモトさんは三山縦走(タキュル・モンモディ・モンブラン)ルートにて登頂。
途中までケーブルカーで登ることも可能です。アフリカ最高峰の次は、ヨーロッパアルプス最高峰に挑戦しました。
気候が変動しやすい点が難しい山なのですが、なんとか登り切りました。
2012年1月アコンカグア登頂断念(標高6962m、標高6890m地点で断念)
アルゼンチンの南米大陸最高峰アコンカグアは、残り72mのところまできて、断念しました。運悪く、悪天候にやられてしまいました。
アコンカグアはアンデス地方にありますが、ここの地域は特有の悪天候があります。
そういった悪条件が整ってしまっていることから、天候にやられて失敗する登山家も多く、登頂成功者は3割にとどまります。
2012年9月マッターホルン登頂(標高4478m)→ヘリで下山
スイスとイタリアの国境にあるアルプスの山で、北壁ルートは三大北壁の一つに数えられます。
イモトさんは、最も一般的なヘルンリ尾根ルートにて登頂成功。
前回、天候で失敗しているため、イモトさんはずっと天気の心配をしていましたね。ずっとプレッシャーに感じていたのでしょう。
成功してよかった。登頂成功して、すごく嬉しそうでした。
しかし、下山はヘリです(笑)といってもイモトさんが望んだわけではなく、体力の消耗が激しかったことと、下山の方が死亡率が高く危険であるということを考えて、ヘリでの下山という方法がとられました。
2012年9月マッターホルンに登山後、ヘリコプターで下山したことに対して、野口健にTwitterにて批難された。
しかし、イモト本人の判断でヘリコプターにより下山を選択したわけではなく、登山では、下山の方が困難であり死亡率も高い上、視聴者が求めるのは登頂までの経緯である
そもそもイモトは、本格的な登山家が本業ではなく、体力の消耗も激しかったため、むしろ余計な発言でイモトの登頂成功に水を差した野口の発言に、批難が集中した。
視聴者だって、一番求めているのは「登頂まで」の部分だし、求められていない下山でも苦しんで頑張りなさい、っていうのはいかにも昭和っぽい考え方で、個人的にキモさを感じます。
2013年10月マナスル登頂(標高8163m)
ネパール・ヒマラヤ山脈の山。世界にある8000m峰14座の一つで世界第8位の高さです。翌年のエベレスト登山に向けた8000m峰の挑戦でした。
マナスルは本当に過酷な山です。標高は世界8位。「死の山」として知られていて、挑戦者の死亡率はなんと17.85%。
登山家、約300人が挑戦し、約50人が死亡しています。
マナスルは、とんでもない山なのです。登山中、イモトさんが不安で泣くシーンが多々ありましたね。
マナスルでは、雪崩で12人が死亡する大惨事も起きているくらいですし、自分が生きて帰れるのか分からず、不安な気持ちになるのも当然です。
イモトアヤコ、マナスル登山成功で快挙!…のはずが批判殺到?目くじら立てるオトナが多く関係者は困惑
イモトさんは、死の山と言われる「マナスル」の登頂に成功しました。そして、自力で下山しました。これは、相当な快挙。
ご本人も過酷な環境に耐え、メンタルの弱さに耐え、頑張ったのだと思います。おめでとうございます!
しかし、この登頂成功にいちゃもんをつける大人が多数現れてしまいました。登頂成功を祝福するどころか、批判が殺到してしまったのです。それはなぜか。
この番組のせいで、登頂に失敗した登山家が『イモトでも登れたのに』などと言われたら立つ瀬がない
『素人の芸人でも登れる』となれば、登山家たちのスポンサー集めにも悪影響が出る
登山家たちは命を懸けてやっているのに、テレビ局が金を注ぎ込んでお遊びをやられたらたまったものじゃない
実際に「登山家」として活動されている方がおっしゃった意見なのかどうかまでは、確認できませんけれども、こんな意見がずらり。
しかし、”登山のプロ” を自称する人がこんなしょうもないコメントをしていたら超かっこ悪いですよね。
自分たちこそが ”正しい登山家だ” とでも主張したいのでしょうか。
他の業種では当然のことですけど、登山家ならば「山に登れるだけではダメ」な時代になっただけのことでしょう。
生き残っていくためには、後輩を批判するのではなく、自分の価値を高めなければなりません。
「金の力でしょ」という批判をする人々|貧乏を乗り越えないとズルになるのか、金を使って成功するのは悪いことなのか?
山岳関係者「登山家の三浦雄一郎さんが80歳でエベレスト登頂に成功した時、かかった費用は1億5000万円などと報じられました。
今回のイモトさんの登頂も、それに近い数千万円単位のお金がかかっていることは間違いありません。三浦さんのシェルパは18人で、イモトさんは13人。
さらに業界では知られた国際山岳ガイドや国際山岳医をそろえるなど、サポートの充実ぶりは三浦さんにヒケを取りません」
登山をサポートする『シェルパ』が13人もつき、業界で名の知られた一流のガイドや医師らが同行するなど、あまりにも豪華な陣容
悲願を達成するために、お金をたくさん使ったら「ズル」なのでしょうか。
よくテレビ局は、「ただの芸人にこんな危険な登山をやらせるなんて、かわいそう。テレビ局はタレントを使い潰している。スポンサー料欲しさに危険なことやらせすぎ。」って言われます。
だからといって、きちんと対策を取ってできるだけのことをして最悪の状況も想定して、専門家を巻き込んでイモトさんのために環境を整えて、しっかりお金を使って準備万端にしたらしたで、「金の力でやりやがって」って言われちゃいます。
テレビって大変そうです。本当に。こういういちゃもん付けてくる人って、どうしたら満足するんでしょうね。
「すっかり登山家扱いされ、それで批判されることに、番組スタッフも苦慮しているようです。イモトの登山は20%近い視聴率を取るキラーコンテンツ。スポンサーも付きやすい。
万全を期すから費用もかかるんですが、昨年のマッターホルン登頂でヘリで下山したら、<それは登山じゃない>みたいな批判が起きた。
いちいち目くじらを立てられても、ねえ。エベレスト登頂に向けて妙な横ヤリが入らなければいいんですが……」
金欲しさにタレントを使い潰すなとか、金の力で解決しやがってとか、結局金にこだわってるのは、批判しているその人本人なんですけどね。
金にこだわってない人が、喋ったこともない他人のことを、金を理由にいちいち批判なんかしないですから。
2014年2月キナバル登頂成功(標高4095m)
キナバルはマレーシア最高峰です。このときは、イモトさんのみならず他のイッテQメンバーの「いとうあさこ」「大島美幸」さんと一緒に登頂し、成功しました。
イッテQカレンダーの2月に登頂写真が掲載されています。
2014年4月エベレスト登頂断念(標高8868m)大規模な雪崩、登山部に死者?
2014年にはエベレストへの登頂に挑戦したが、雪崩によってシェルパ(ネパール人観光ガイドの呼び名)が死亡する事故が起き、世界各国の主要登山隊が続々と引き揚げていることを受けて取り止めた。
この件に関してエベレスト山の登頂成功経験がある野口健は「日テレの判断は正しいと思います」とコメントしている。
エベレストの登頂は5年計画で進められていたビッグプロジェクトでした。
しかし、直前の2014年4月18日にエベレスト南側で大規模な雪崩が発生、シェルパと呼ばれるネパール人の観光ガイドが亡くなってしまう事故が起こったのです。
これを受けてシェルパの登山が中止、各国の登山家も続々と引き返しました。
亡くなってしまったシェルパはイッテQとは関わりのない別のシェルパさんだったので、イッテQ登山部に死者が出たわけではないのですが、この事故を受けて中止の方向に。
テントや仮設ロープを張ってくれるシェルパがいなければどうしようもなく、また各国の登山隊が引き返す中、強引に決行して事故が起こっては元も子もないので、エベレスト登頂は「中止」という判断が下されました。
エベレストに登頂するため、イモトさんはかなり前から準備を整えてきました。
ずっと放置していた歯の治療(✅白い歯キラリ、イモトアヤコが歯並び治した治療方法!歯科・歯列矯正)を、ついにきちんと行ったくらいですから、よっぽど気合いが入っていたのだと思います。
残念でしたね。再挑戦の発表を待ちたいです。
2015年6月マッキンリー登頂(標高6168m)
アメリカ・アラスカにある北米最高峰。2015年8月より「デナリ」(先住民の言葉・偉大なもの)が正式名称に。
高緯度にあるため、ヒマラヤの7000m峰に匹敵する過酷な山と言われます。
約1ヶ月かかって、登頂に成功。電気・ガス・水道が無い生活を、しかも山の中で送ったのですから、超過酷な登山だったと思います。
2016年8月アイガー登頂(標高3970m)→下山ヘリ
スイスにある山で、北壁ルートは三大北壁の一つに数えられます。
イモトさんは、東山稜ルートにて登頂成功。
イモトさんが登頂成功した「東山稜ルート」は、アイガーの中では難易度が低いようですが、それでもすごいことです。
何より、アイガーの特徴は「死の崖」です。ここを乗り越えた勇気と実力は本当に尊敬します。道がかなり狭くて、恐怖を覚えるような場所。滑落したら大事故です、よく頑張ったんだなと思います。
イモトアヤコ、ヘリ下山への批判
イモトの登山は、登頂までは頑張るけど、下山はヘリで楽してるみたいに批判されたことがあります。
しかしながら、実際には冒頭から述べてきた数々の登山の内、ヘリ下山は「マッターホルンとアイガー」の2回だけです。
様々な判断があって下されたもので、適切な判断だったと思います。
別に誰かが登山を採点するわけでもないんですから、どんな登山があったっていいと思うんですけどね。
「下山するまでが登山です」って考えも分からなくはないですが、それは多くの考え方の内の一つにすぎません。それが正しいとか正解とか、そういう話ではないですから。
イモトさんの今後の活躍が楽しみです、エベレスト再挑戦早く決定しないかなぁ。