とあるのメインキャラ上条当麻の正体は一体何なのか?レベル6、はたまたレベル7なのではないか…?と憶測が飛び交います。真相はいかに

そして、イマジンブレイカーの正体も謎ですよね。覚醒した上条当麻が、誰かと会話しているような描写がありますが、これはイマジンブレイカーの中身?と話していると受け取れなくないです。

となると、その正体は何なのでしょうか?謎は深まるばかりです。

さらに気になるのが上条当麻の記憶喪失。御坂美琴やインデックスにとって、上条当麻の記憶喪失を知ってしまったことは悲しい出来事となりましたが、いずれこの記憶は戻る可能性があるのか。

根強い人気のある上条当麻の正体について、考察してみました。

上条当麻のイマジンブレイカーはどんな能力なのか

出典:はてなブログ

上条当麻には、異能の力を無効にしてしまう力があります。イマジンブレイカー(幻想〇し)と呼ばれます。右の肩から右手の先まで宿っていると思われます。

超能力だけではなく、魔術の攻撃も無効化します。

とあるシリーズでは、科学(超能力)と魔術が存在していますが、上条当麻のイマジンブレイカーはいずれの力も無効化します。

科学にも魔術にもどちらにも属さない存在として描かれているように考えられます。

イマジンブレイカーには弱点もある

最強の力とも思えるイマジンブレイカーですが、弱点もあります。

食らう力の量や大きさが大きいと全てを一度に消滅させることはできません。

さらに、科学や魔術の力は消し去ることが出来るものの、自然の力には干渉することはできません。元々存在する地脈や龍脈などには、影響を与えることは一切できません

これが出来てしまったら、地球丸ごと消し去ることすら可能になってしまうので、本当の神ですよね。

あくまで上条当麻のイマジンブレイカーが作動するのは、この世に存在しない異能の力に対してだけです。

右腕を切断すると出現する竜

出典:FC2ブログ

今まで何度も戦闘中に、上条当麻の右手から竜が登場しています。上条当麻の右手から出現する竜は、「竜王の顎(ドラゴンストライク)」と呼ばれます。

戦闘中のダメージで右手・右腕・右肩が切断されたときに出現します。

  • アウレオルス戦で無色透明の竜が出現
  • Phase5.30の御坂美琴に右手を吹き飛ばされた時には複数の竜
  • フィアンマが上条の右手を切断した時
  • オディヌス戦
  • 上里翔流の理想送りで右腕を切断された時
  • エイワス戦
  • コロンゾン戦
  • 上浄討魔戦

かなりの回数、何度も上条当麻の右腕から竜が出現する描写が作品内では描かれてきました。幻想〇しが破壊されたタイミングで、代わりに竜が出現しています。

現在確認された竜は8種類です。

白竜(透明)噛みつかれると記憶を奪われる
精神攻撃。恐怖・混乱状態にする
スカイブルー雨風をコントロール。水属性、目が1つ。
エメラルド幻覚催眠作用を持つ4つ目。音で攻撃。
氷のブレス
レモンイエロー電撃
ショッキングピンク炎をまとっている
天使無数の羽が生えており、鋭い羽で洗脳。物質を塩化。

八竜から連想されるもの

出典:鈴甲子

「八竜」といえば、源氏八領の「八龍」という甲冑(鎧)が連想されます。全身に8匹の龍があしらわれた甲冑で、平治の乱で源頼朝の長男・源義平が着用していたといわれています。

八龍(はちりょう)は、今では鎧の代名詞的存在です。

鎧は敵からの攻撃を防御するものであり、すべての攻撃を無効化するイマジンブレイカーと似ている節がありますね。

誰も言っていないのであくまで個人の妄想に過ぎませんが、この鎧がモチーフになっているのではないかと想像しなくもないです。

破壊された右腕は透明な何かが修復

これだけ何度も何度も上条当麻の右腕は吹き飛んでいるのですが、毎回無事に修復されています。

竜が出現する時には、同じく右手から「透明な何か」が出てきて、破壊された腕を修復していきます。この修復についても、解説はなく謎の存在です。

切断されても、破壊されても、右腕ごと全部吹き飛んでも、戦闘が終わる頃にはすっかり元通りになっています。

透明な何かは、幻想殺しの一部なのか、竜王の顎の一部なのか…。

上条当麻の正体考察!イマジンブレイカー本当の能力とは

とある新約5巻にて「君は、というか、君の右手に宿っているその力は、全ての魔術師の怯えと願いが集約したものだと言っても良い」というオッレルスの発言があります。

「怯えと願いが集約したもの」とは一体どういうことなのでしょうか。

また、新約9巻には「黒一色のそこに、上条当麻だけが残されていた。その理由はただ一つ。世界の基準点であり修復点でもある「右手」を持つからだった。」との記載もあります。

右手は、科学サイドでも魔術サイドでも構いませんが、異能の力をゼロに戻す基準点という扱い。旧約16巻ではアレイスターが「幻想〇し…基準点としての…central0」といった発言もしています。

世界が改変され過ぎてしまった時、意図と異なる世界になってしまった時、すべてを元に戻すための基準点が上条当麻の幻想〇しだということでしょう。

魔人オティヌスとの関係

出典:4Gamer.net

分かりづらいと思いますので、新約4巻の魔人オティヌスの話を例に説明してみます。オティヌスの「願い」は、自分の理想の世界を創造することでした。

しかし、同時に改変しすぎて元の世界に戻れなくなったら…?もし理想の世界が作れなかったら…?という「怯え」も感じていました。

こういった「怯え」と「願い」を持っていた魔人はオティヌスだけではありません。たくさんの魔術師・魔人の怯えと願いが集約したことで、幻想〇しが生まれたのではないかと考えられています。

すべてを元に戻す基準点があれば、世界の破壊・創造・改変は自由にすることが出来ます。

幻想〇しには意思がある?

とある一通24話で「霊魂と呼ぶべき何かが宿った肉体そのものに能力が宿る」との研究者の発言がありました。このことから、幻想〇しの根拠は「霊魂」なのではないかといわれるようになりました。

そして、霊魂には過去の思い出や記憶があり、意思もあると考えてもあまり不自然ではありません。

その霊魂が肉体に宿って機能していると考えれば、意思がある状態も説明が付きます。

「神浄の討魔」の正体

出典:とある魔術プロジェクト

新約22巻では幻想〇しや竜王の顎とは別に、「神浄の討魔」も登場します。「神浄の討魔」は、エメラルドのショッキングピンクの本性で、上条当麻が失くした記憶を持っています

「神浄の討魔」が出現中の上条当麻には、スカイブルーとレモンイエローの右腕を有し、不幸体質がなくなっています。

上条当麻の中身の何かが、「神浄の討魔」に持っていかれている…と考えることも出来るかもしれません。

新約22巻では、「神浄の討魔」の出現後、上条当麻と同じ姿の少年が現れます。

上条当麻の「右手をちゃんと使えていれば命を諦める必要はなかったのに」という未練や祈りによって、「神浄の討魔」の人格が生まれたといえます。

「神浄の討魔」の本質は量子を歪める能力で、善悪の二元論を丸ごと横断する存在だと記載されています。

上条当麻の右腕が切断されると登場することから、普段は幻想〇しに抑え込まれていると考えられます。そのため、切断されて幻想〇しがなくなると、出現するのですね。

幻想〇しはなぜ上条当麻に宿るのか

そんなたいそうな「幻想〇し」は、何故上条当麻に宿っているのでしょうか。

話の中で、「幻想〇し」は100年以上前、上条当麻が生まれるよりも前から存在していたことが明らかとなりました。天才魔術師組織(黄金の夜明け団)において、使われていたようです。

そして、黄金の夜明け団と学園都市(統括理事長アレイスター)との紛争が起こり、そのブライスロードの戦いの中で、幻想〇しは消滅してしまいます。

そのタイミングで、幻想〇しは上条当麻の所にやってきて宿ったと考えられます。逃げてきたのかもしれませんし、上条当麻なら大丈夫だと思わせる何かがあったのかもしれません。

それではなぜ、上条当麻が選ばれたのでしょうか。

それはおそらく上条当麻に宿る「神浄の討魔」が原因ではないかと考えています。

右手を切断して幻想〇しが外れると、ドラゴン等々が出現する関係性にあるので、幻想〇しは「神浄の討魔」を抑えるために、上条当麻の右手に宿ることになったのではないかと考えられえます。

新約22巻リバースでも、「そうか。だからアレは、お前を選んで・・・・・・外から飛来し・・・・・・」といった発言があり、「アレ」は幻想〇しを指していると思われます。「お前」は上条当麻を指しています。

こう考えると、上条当麻の中に元々「神浄の討魔」が存在しており、「神浄の討魔」を守る番人として竜王の顎がいる。そして、「神浄の討魔」を抑えるために外から「幻想〇し」が飛来してきて、上条当麻の右手に宿った。という流れに整理されます。

それから、上条当麻の「困っている人が目の前にいたら、敵味方関係なく、どんな人でもとにかく助けようとする」性格と「不幸体質」もいずれ物語の中で何か解明されるのではないかと思っています。何かの伏線であると思えてなりません。

上条当麻の正体がレベル7・レベル6だと疑われる理由

ここまで来ると、上条当麻は強すぎて「レベル6」なのではないか?はたまた「レベル7」なのではないか?と考える方も多いかと思います。

レベル6説を考察

上条当麻の右手の能力については、様々な考察がされています。全ての能力を無効化できるその様子は、まさにレベル6並みの能力ですよね。

まず、そもそもレベル6というのは、天上にアクセスすることのできる能力者のことを指します。小萌先生が言ってました(原作3巻)。

天上というのは、いわゆる「SYSTEM」のことです。

SYSTEMに辿り着くことができる、というのは言い換えれば、この世の存在意義・世界の真理を理解することができるということです。

科学の世界にとってSYSTEMとは、世界が存在する理由、あらゆる法則の源等そういうものを指します。魔術の世界にとってSYSTEMとは、神を指します。

上条当麻の中にいる何かや、幻想〇しの能力がSYSTEMに直接関わる可能性は多いに考えられます。

曖昧ではありますが、レベル6の定義について「神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの―」とされているので、いわば「SYSTEM」に干渉できる存在がレベル6だといえます。

今まで登場したキャラクターの中で、レベル6に近しい存在だったのは「ヒューズカザキリ」「(雷神モードの)御坂美琴」でした。いずれも「天使」がキーワードとして共通しています。

御坂が暴走したときの様子、垣根やアクセラレータの能力を見てみると、天使の力に酷似していることが分かります。そのため、レベル6とは「人間の天使化」を意味するのではないかと考える人もいます。

そう考えると、上条当麻の竜の中には「天使」が内包されているので、むしろレベル6を上回る存在なのではないかとも考えることが出来ます。

レベル7説を考察

そこで出てきたのが、上条当麻レベル7説です。作中でも「絶対能力の先にあるもの」として、レベル7の存在がほのめかされていたりもします。

神に近寄れる・干渉できる存在がレベル6だとすると、それを越えて「SYSTEM自体を変えることができる存在」となれば、それはいわば「神」であり、それこそレベル7と表現するほかないのではないかと思います。

実際、魔術サイドでも「天使」の上位に「神」が位置しています。

上条当麻の記憶喪失

「神浄の討魔」の出現時には、上条当麻の記憶喪失が大きく関わってきました。

上条当麻の「記憶」も今後の右手に絡む謎を解き明かすのに関わってくる重要な要素であることは間違いなさそうです。

鎌池先生が "いかにも伏線" の匂いがする「記憶喪失」という要素を、何のからくりも無しに物語に突っ込んでくるとは考えにくいですし。

上条当麻が記憶喪失になった経緯

そもそも、上条当麻はなぜ記憶喪失になったのでしょうか。

とあるⅠ期の第5話にて、暴走したインデックスを止めようとした際、大量に降り注いだドラゴンブレスの余波である光の羽が上条当麻の脳天に直撃してしまいます。

これが原因で記憶が破壊されてしまいました。

記憶喪失というよりは、"記憶が破壊された"が正しいかもしれません。幻想〇しで修復できない程、物理的に脳の記憶を司る脳細胞自体が破壊されたと考えられます。

記憶が戻る可能性はあるのか

「神浄の討魔」が人間化したあたりで、記憶を持った上条当麻が現れるなど、上条当麻の記憶にまつわるストーリーは今後も出てくると思われます。

インデックスや御坂美琴が上条当麻の記憶がないことを知って悲しんでいたり、食蜂操祈が黄昏ていたり…。

その他、もちろんカエル医者(冥土帰し)を始め、左方のテッラ、右方のフィアンマ、アレイスター、土御門元春にも記憶喪失であることはバレています。

記憶喪失にまつわるシーンが各所にちりばめられていることから、最終的には記憶が戻ってみんなが良かったと安堵する場面が作られてもいいのかな…と思ったりします。

何かの戦いを終えた後に記憶が戻り、色々と思い出すという感動的なシーンがくるのではないかと少々期待しております。

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