上条当麻の正体はレベル6とか神とか言われますが、その真相はどうなのでしょうか。考察してみましょう。
また、インデックスを助けたときからの記憶喪失はいずれバレるのでしょうか、そして記憶が戻ることがあるのだろうかってことも気になります。
とある魔術の禁書目録の主人公、上条当麻は中二病モリモリのキャラクターでありますけれども、根強い人気がありますよね。
その人気は、なんと3期アニメの放送が決定するほど。
この記事に書いてあること
上条当麻の正体はレベル6か神なのか!?…右手の能力の秘密を考察
上条当麻の右手の能力については、様々な考察がされています。全ての能力を無効化できるその様子は、まさにレベル6並みの能力ですよね。
しかし、これが学園都市で計測されないということは、超能力ではなく魔術側なのではないかと言われたりもします。上条当麻の正体が非常に気になります。
上条当麻は幼い頃から不幸続きだったため、親が学園都市に送り、その科学技術でどうにかしてもらおうとしました。
でも、それって普通に考えて、上条当麻の右手に幻想〇しが宿っているせいで不幸になっていたってことですよね。AIM拡散力場の異常な干渉のせいで、上条当麻の周りに不幸が起こっていた可能性もあります。
能力の特性で、(インデックスによれば)空気に触れている事が空間に作用して運気を下げているらしいです。 彼が不幸なのはそのため。
こんな風にもいわれています。一体その正体はなんなのでしょうか。
まず、そもそもレベル6というのは、天上にアクセスすることのできる能力者のことを指します。小萌先生が言ってましたよね(原作三巻より)
天上というのは、いわゆる「SYSTEM」のことですね。
SYSTEMに辿り着くことができる、というのは言い換えれば、この世の存在意義・世界の真理を理解することができるということです。
科学の世界にとってSYSTEMとは、世界が存在する理由、あらゆる法則の源等そういうものを指します。魔術の世界にとってSYSTEMとは、神を指します。
上条当麻の中にいる何かや、幻想〇しの能力がSYSTEMに直接関わる可能性は多いに考えられます。
学園都市に送られてきたときにシステムスキャンの時にLEVEL6と分かった為、アレイスタークロウリーが危険と判断したから、上条の右手に幻想〇しを付けてLEVEL6の力を抑え込む為に幻想〇しを付けたのではないのでしょうか
こういう意見もありますね。しかしながら、それはどうかなと思います。
アレイスターは上条の成長を望んでいるわけです。あんな実験をするくらいのヤツが、レベル6の力を恐れて危険視し、わざわざ抑え込むなんてこと考えられません。
むしろ成長させるために、どんどん使わせる方向へ向くでしょう。
それだったらわざと魔術士と戦わせて上条の成長を見守る必要は無いです。
右手を取り上げれば済む話ですから…。何よりフィアンマのときに右手(幻想〇し)を取られても、また上条の腕に幻想〇しが再生されました。
上条に後から幻想〇しをつけたのではなく、上条の右手が幻想〇しになるという感じです。
上条当麻のレベル6の力についてさらに考察できる要素として、錬金術師との戦いがあげられます。ちぎれた右手から龍が出てきたシーン。
これがおそらく上条当麻が持っている本来の能力なのでしょうね。この龍が、右手の能力の正体なのか、それとも能力とは別の違う何かなのか…。
あと、右方のフィアンマと戦った時にすごい大怪我した時も、命の危険になったから、能力が発動して大丈夫だったのでしょうか。
フィアンマとの闘いでも分かるように、あんな闘いを経てまでやっぱり生き延びるという点には、右手の能力が関わっていると考えるのが素直です。
上条当麻の右手の能力、神との関係性について
まずは、上条当麻の右手って何なのか?について書いておきます。
上条当麻はその数ある能力の中でも希少な、(というか彼しか持っていない)幻想〇し(イマジンブレイカー)という能力を持っています。
効果はその右手に触れた物が異能の力なら全て打ち消せる、という能力です。事実上、触れば神様だって〇す事ができます。
なので3000度の火炎を受けようが10億ボルトの電撃を受けようが、それが異能の力なら問答無用で無効化…というある意味ジョーカー的な存在
超能力や魔術のいずれであっても、右手で触れれば打ち消すことができます。能力自体による攻撃でも、能力によって作られたものでも消せます。
かといって、何に対しても”無敵”というわけではありません。右手で届く範囲、右手で触れる範囲でしか力を行使できないので、すべてを防ぎ切れるわけではありません。
また、核が別のところにある魔術の場合は、その核を右手できちんと触らないといけないですから、その点でも「無敵」とはいえないですよね。
あと、異能の力しか打ち消せないので、物理的な攻撃には対抗することが一切できません。
上条はどんな強敵と戦おうと必ず生きて帰ってきます。それこそ、負けることはあっても死にはしません。
上条の本当の能力が関わっている可能性は高いです。
レッサーも言っていた通り、戦闘のプロが幻想〇しを持っていたところで
とても生き残れないような戦闘を上条は生き残ります。幻想〇しの正体に関わる何かがあるはずです。
さて、ますます上条当麻の正体が気になってきますね。正体が明かされるのはいつのことになるのでしょうか…。
上条当麻の正体を考察①SYSTEM=神→レベル6説
神様や天使は消せる。魔術や超能力も消せる。でも、地脈や竜脈、人の生命は消せない。
何故地脈や竜脈は消せないのかというと、それは自然と調和した力だからです(原作14巻の土御門より)。
自然と調和しているという事はつまりSYSTEMに基づいているという事になります。
自然と調和しているのかどうかを基準に考察している方のご意見ですね。そして、自然と神の関係性についてはこのような考察があります。
この世界に自然に存在する力は消せません。でも神様は存在ごと消せます。
つまり、神様は自然に存在しているわけではないと言う事ですね。しかし、禁書世界において神は存在し、天界の法則に従って魔術が使えます。つまり、禁書世界には本来存在しないはずの神が存在し、新たな法則まで作り出しています。
新たな法則を生み出すということは、要するに新しいSYSTEMを自ら作り出してしまうってことです。バグの1つであるとも考えることができます。
次に超能力、これは能力者の「自分だけの現実」という強い幻想が世界を
歪めて超常現象を引き起こしています。世界を歪めている、つまり本来のSYSTEMには無い力を使っているわけです。しかもAIM拡散力場を放出して虚数学区という新しい世界=SYSTEMを作り出しています。超能力が使えるのも、バグッてるからです。
超能力と神(天界)、それぞれ不正に新しいSYSTEMを作り出している存在ですが、その共通点は…幻想です。
神も天界も宗教家たちの強い幻想が生んだバグです。超能力は脳を強化された個人の幻想が生んだバグです。
つまり強い幻想がバグを生じさせているわけです。
ということは、上条当麻の右手の能力の正体は、これらの幻想を〇してバグを消去して、SYSTEMを正常に戻すためのものであると考えることができます。
それは、まさにSYSTEMに依存する力といえます。
そして、システムは過去の日本においては理(ことわり)と呼ばれ、
意思を持った理は「竜」と呼ばれて崇められて来ました。つまり、上条の中から出てきた竜はSYSTEMそのものか、正常なSYSTEMに存在した神のようなものなのではないでしょうか?
十字教の幻想が生んだ神などではなく、世界に最初から存在した理(ことわり)=竜と呼ばれた存在です。
そして、原作16巻の上条を計測していたアレイスターの「幻想〇し…基準点としての…central0」というワードです。
つまり、右手の能力がSYSTEMの基準なのかもしれません。それをレベル6と呼ぶのであれば、そうなのでしょう。
上条当麻の正体を考察②魔術ではないし、超能力でもない
そもそも上条当麻の右手の能力が、魔術なのか超能力なのかすらよく分かっていません。
10万3000冊の魔道書を記憶しているインデックスが言うには「魔術ではない」らしいです。
しかし学園都市の能力の欠片の集合体である風斬氷華が言うことには「超能力ではない」らしいです。(超能力なら幻想〇しのAIM拡散力場を取り込んだ風斬が消えてしまう為)
通常、学園都市の学生は能力開発をして徐々に力を開花させていきます。しかし、上条当麻は生まれつき、この能力がありました。だからこそ、不幸ばっかりだったのです。
ちなみに天然の能力者は上条の他にも50人ほどいて、どれも普通の超能力とは一線を画す特殊な能力を持っています。
彼らは「原石」と呼ばれ、上条も「原石」として分類されています。
一応、分類としては「原石」ということになっていますが、上層部・統括理事会の雲川芹亜がいうには、「原石でもない」のです。
ローマ正教の魔術組織「神の右席」のメンバーは幻想〇しの正体を知っているようなので魔術寄りかもしれないですね。
インデックスの書庫の中にも載ってないだけかもしれないですし。
上条の右手は物語の中で一番の謎です。しかしながら、伏線らしきものも随所にあります。「神の右席」のメンバーがまさにそうですよね。
どうも、上条当麻の正体を知っているらしい。ってことは、魔術に近いものなのかもしれないという推測は立てられます。
本人は分かっているのかというと、これも謎です。
上条当麻本人による、右手の中の人に向けた「お前は出てくるな」的な発言からすれば、本人は自分の力を自分で分かっているのではないかとも思われるわけです。
ますます正体がよくわかりません。
上条当麻の正体を考察③もう一つの能力(竜)を封じるための能力説
上条当麻の右手の能力は「異能の力を打ち消す」ということになっていますが、もっとメタ的な視点で見ればそうではなく、本当の正体は「もう一つの能力を封じるための能力」ではないか、という説があります。
原作2巻で上条は1度、アウレオルスにより右手を肩の付け根から切り落とされています。当然「幻想〇し」は使えません。
効果範囲は右手首から指先までだし。
しかし上条は狂気でアウレオルスの「想像したものを実現にする魔術」を逆手にとって恐怖心を利用し、実現化した竜でアウレオルスを倒しました。
その時の竜王は、漫画に登場していますけど…どうなんですかね。本当に恐怖の具現化だけでこれが実現されるのでしょうか。
何かの伏線ではないかと推測する人も多いシーンのひとつです。
竜と言えば原作の17巻でも竜が出る絵がありましたよね。
これは姫を食べようとした竜を倒す、聖・ジョージをアックアに見立てたお話でしたけどこれも関係あると思ってます。
上条の右手には竜が封じ込められていて、その竜を封じ込める為の能力が「幻想〇し」だと思ってます!
だから右方のフィアンマが上条さんの右手切った瞬間、出てきた竜がフィアンマをムシャムシャするんですよ!
なるほど、こういう可能性もありますよね。
レベル6の正体は人間の天使化なのではないか、そしてレベル7の存在
レベル6の実態こそ不明だが、アクセラレータの進化した能力や垣根帝督の能力、御坂美琴暴走時の姿などが魔術サイドの天使の力に酷似していることから一説では、レベル6とは人間の天使化ではないだろうかという説もある。
「レベル6」の正体についても触れておきます。御坂が暴走したときの様子、垣根やアクセラレータの能力を見てみると、共通点があることに気が付きます。
これらはいずれも「天使」の力に酷似しています。そのため、レベル6とは人間の天使化を意味するのではないかと考える人もいます。
作中では「絶対能力の先にあるもの」として、レベル7の存在もほのめかされていたりもします。ああ、また謎が増えた(笑)
上条当麻の記憶喪失は誰にバレるのか?記憶が戻ることはあるのか?意味するもの
上条当麻はインデックスを助けたときに、ドラゴンブレスの余波である光の羽が頭に直撃し、脳細胞が破壊され、記憶喪失になりました。とてつもない威力です。
この記憶喪失は本編のメンバーの誰にバレるのでしょうか。
①冥土帰し(カエル顔の医者)
当初は、治療にあたった冥土帰し(カエル顔の医者)だけが知っていたはずです。
上条さんはインデックスが悲しむ顔を見たくないと思ったため、カエル医者にも頼んで、自分が記憶喪失である事を秘密にしてもらいます。
②左方のテッラ
次に上条当麻が記憶喪失であることがバレるのは「左方のテッラ」です。
その人物は「左方のテッラ」といい(アニメの最後辺りに出てきた敵、前方のヴェントの仲間ですね)、なぜ記憶喪失を知っていたかは不明だったと思います。
彼は上条当麻が持つ幻想〇しの正体さえ知っていたようなのでそれくらい知っていて不自然はないと思いますがね。
③御坂美琴
そしてテッラと会話(あと戦闘)する直前、上条さんは御坂美琴と携帯電話で通話しています。
そしてテッラとの記憶喪失についての会話中、その通話は切られていなかった(勿論意図的では無く)ため、美琴も上条の記憶喪失を知ることになります。
④右方のフィアンマ
また第三次世界大戦の時に、右方のフィアンマに記憶喪失について言及されてます。左方のテッラから聞いたのでしょう。
⑤インデックス
最初の頃、上条さんは、インデックスに傷ついて欲しくないからという理由で記憶喪失を隠してきました。
しかし、第三次世界大戦中に、その理由の他にも、インデックスに嫌われたくない、自分のもとから離れてほしくないという気持ちも入っていることに気がつきます。
そして大戦の終盤、ついに上条はインデックスにそのことを打ち明けます。
確かその返答は、「とうまが帰ってきてくれたらそれでいいよ」みたいな感じだったかと。少なくとも許してはくれました。
インデックスには、上条当麻本人から直接打ち明けています。やはり大切な存在なんですね。
⑥アレイスター
⑦土御門元春
アレイスターと土御門については、上条当麻の記憶喪失を知っているかどうかについての記述は特に物語中にあるわけではないのですが、全部お見通しのお2人ですから、たぶん記憶喪失についても知っているはずです。
- カエル医者(冥土帰し)
- 左方のテッラ
- 御坂美琴
- 右方のフィアンマ
- インデックス
- アレイスター=クロウリー
- 土御門元春
まとめると、上条当麻の記憶喪失がバレる人物たちはこれらになります。案外多いですね。
上条当麻の記憶は戻るのか?
後にインデックスは上条当麻の記憶喪失について知ることにはなりますが、当初は知らされていませんでした。
病室での再会シーンは、心打たれるものがありましたよね。
病室で入院していたところ、お見舞いに来たインデックスに対し「病室間違ってませんか?」という上条。そして、そのことにショックを受けながらも、改めて自己紹介をするインデックス。
悲しい、全部忘れちゃったんだ上条さんと思っていたら、なんと!いきなり大爆笑する上条さん、彼は冗談だと言って大笑いします。
そして、ブチ切れながらも内心喜びながら病室を去るインデックス。いやぁ、なんだ記憶消えてないんじゃん、良かった良かった
そこへ、超名医カエル顔のお医者さんが来て一言。「良かったのかい?ほんとは何も覚えてないんだろ?」
そもそも上条当麻の記憶喪失がどんな風に物語の中で関係してくるのかが見えませんよね。あまり大きな意味がないように感じられます。
たとえば、記憶がないことによって周りのみんなとの意見がかみ合わなくなり、昔にしていた約束を覚えていなかったことによって、何か重要なトラブルが起こる…等の仕掛けがあれば、上条の記憶喪失にも大きな意味が出てくると思います。
そうであれば、上条当麻の記憶が戻ることについても重要な意味が持たされるので、物語上「記憶が戻る展開」を期待できます。
しかしながら、そんな要素は今のところ感じられませんので、現状、記憶が戻るのかどうかは不明です。
実際、そこまで確かに物語の中で大きな影響があったのかというと、なんともいえないのが現状なんですよね。
ただ、そんなわけはないと思うので、彼の記憶は必ず物語の重要な鍵となるのは間違いないでしょう。
一応今現在でも記憶がなくなっても誰にも心配かけようとしない上条の強さや優しさを描くことには成功してますし、インデックスとの関係を深くした、という役割は果たしてますからね。
とはいってもですね、現実的な話で恐縮ですけども、鎌池先生が何も考えずに「記憶喪失」とかいう、いかにも伏線みたいなものを入れるわけないと思います(笑)
いずれそれはどこかで回収されるだろう、というのが大多数の意見ですね。